ワーママあるぱかのチラ裏

3歳&0歳育児中のワーママあるぱかが、育児、おでかけ(関西中心)、読書記録、仕事についてチラシの裏書き的に綴る

【絵本】「Michi」junaida  ~セリフのない、独特の世界観に3歳児&親が夢中に~ 【書評・レビュー】

年末に1冊の絵本を我が家にお迎えしたので、そのレビューを書きたいと思います。

 

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内容・特徴

セリフがなく解釈が自由

まず、この絵本の大きな特徴として挙げられるのがセリフがないこと。

表紙と裏表紙に「Michi」「みち」と書いてあるだけで、あとは何も言葉が書かれていない。

ページ数は あり、少ないわけではないのだが、全て絵のみである。

 

最初は3歳長男も「ねぇ、ママ、絵本読んでよ」と言ったのだが、

私「これは言葉がない絵本なんだよ。自分で想像して読んで楽しむんだよ。」

と話すと、不思議そうにしていたが、そのあと夢中で見入っていた。

 

一応ストーリーとしては、表(「Michi」と書いている側)からは男の子、裏(「みち」と書いている側)からは女の子が出発する絵となっており、それぞれのページの道がつながっており、ちょうど真ん中のページで男の子と女の子が出会うという流れになっている。

その出会う過程に様々な世界(それは時にファンタジックでもある)が繰り広げられており、読み手は男の子、女の子とともに冒険をしているかのような気持ちになる。

 

その男の子と女の子が出会ったのは偶然なのか、必然なのか、もちろんその解釈は自由であり、多様な世界観の絵、そしてその中に現れる登場人物・生き物の解釈も自由である。

想像力をひたすら刺激してくれる、そんな絵本だ。

 

表紙

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裏表紙

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いつまでも見ていられる繊細で奥深い画

なんと言っても絵がきれい。

表現が悪いが、いわゆる「子供向け」の絵本にあるような絵ではない。

とても絵画的で、繊細で、奥深い。

子供にとっては楽しくない絵かな?と思いきや、そんなことはない。

我が家の3歳長男はすっかり気に入っていた。

 

表からも裏からも読める

上述のように、表紙からは男の子、裏表紙からは女の子が出発するストーリーになっている。

長男も「今日はこっちから~」とその日の気分に合わせて読み始めを決めていた。

 

豪華な厚手の紙質

お値段が2484円(税込)と絵本にしてはちょっと高めなこともあり、素材も豪華。

厚手の破れにくい紙質で、ずっと大切に持っていたくなるような、そんな手触り。

 

子供との楽しみ方

普通の絵本より楽しみ方が多いので、我が家の楽しみ方を参考までに紹介します。

 

迷路のように指でたどりながら

たくさんの道があるのだが、連続するページは道がつながっているので、次のページに続く道にたどりつくように、指でたどりながら、目で追いながら読み進めていく、というのが楽しみ方の一つである。

 

登場する様々な人物・生き物を見つけながら

本当にたくさんの人物・生き物・物が描かれている。

最初は各ページに描かれている男の子、女の子を探すのだけでも一苦労だ。まるでそれは絵本「ウォーリーをさがせ」のよう。

 

そして、他に気になるものがあれば、「あっ、こんなのあったよ!どこだ~」と息子と言い合う。

それではまるで絵本「ミッケ!」のような楽しさがある。

 

好きなページの世界観にどっぷりつかりながら

お城や街など、さまざまな場所が描かれている。

息子が好きなのは、川のようになっているページ。

そこのページを眺めながら、とことん想像をしてみる。それも楽しみ方の一つだ。

 

こんな人におすすめ

想像することが好きな人・子供に

セリフがない絵本なので、難しいと思われる方・子供もいるかもしれない。

ただ、セリフがないということは、解釈が無限大ということでもあるので、想像することが好きな人や子供にはとことん楽しめる一冊だと思う。

 

絵画が好きな人に

本格的な絵につい引き込まれる。「絵本」という枠組みを超えているような気もする。

絵画が好きな方は、ただ絵を見ているだけでも楽しいと思う。

(芸術に疎い私でも十分楽しめた)

 

プレゼントとして

少し絵本にしてはお高いということもあるので、ちょっとしたプレゼントに選ぶと喜ばれると思う。

我が家もクリスマスシーズンに購入したので、親からのクリスマスプレゼント、というような位置づけになった。

 

感想

3歳児でも、そして親も十分楽しめる「Michi」。

きっと子供が大きくなってからも楽しんでもらえるのではないかと思う。

特別感のある材質でもあるのも嬉しい。

我が家の大事な1冊として、これからも読んでいきたい。

 

 

Michi (福音館の単行本)

Michi (福音館の単行本)