数年前から始めたメルカリ。
「えっこんなものも?!」と思うようなものが売れたり。ちりも積もれば売上金はなかなか貯まってきていたり。でも、いつの間にかわずかな利益のために追われる忙しなさに嫌気がさしてきたり。そうするといつの間にか出品できるものがあるのにしなくなり、物だけ増え、停滞期に入ったり。。
そんな先日、初めてフリマに出店してきました。
メルカリとフリマ、売り方・売れ方などについてまとめてみます。
メルカリの特徴
メリット
確実に需要があるもの(有名、無名問わず)は売れやすい
メルカリの最大の特徴は、買い手が明確なニーズを持っていること。
「正規で買うほどではないが、〇〇がほしい」「●●のブランドの服がほしい」「△△へ旅行へ行くので、情報誌がほしい」など。
経験上、
・すぐにサイズアウトなどで使えなくなるもの(妊娠・育児用品)
・1回だけ使用できたらよいもの(読み捨て予定の本、旅行の情報誌など)
・季節もので使用頻度がきわめて低いもの(スキーウェアなど)
・有名なブランドもの
はメルカリでは売れやすい。
ファミリアの新品未使用品なんて分かりやすいもので、出品したらすぐにいいねがつき、高値で売れた。
家にいながら出品できる
これも重要。家でパジャマでいながら、1度出品すれば半永久的に出品され続ける。
切迫早産で自宅安静中のときなんかでも出品作業はできた。(出荷は家族にお願いしていたが…)
デメリット
送料、手数料(売上金の10%)がかかる
手数料はフリマにも出店料があるという意味では同様。
送料、手数料をひいたら利益残るの?というようなときもある(笑)
発送に係る作業が手間
特に数が増えてきて単価が低いと、梱包作業や発送作業が非常に手間に思える。
買い手が品を直接見ていないため問題が生じやすい
これも非対面の怖く、最後まで心配なところ。思わぬところで文句を言われることもある。(特に問題がないのに、「普通」評価しかつけない主義の人もいる。。(笑))
フリマの特徴
メリット
送料がかからない
どれだけ大きいもの・重いものでも送料はかからない。
これはフリマの最大のメリットだと思う。
一度に多くのものを売れ、出品作業の手間がない
1日で一気にたくさんのものを売ることができるため、メルカリのようなちまちました出品作業はない。
買い手が品を見ているため問題が起きにくい
どれだけ汚いものでも買い手がそれを見て納得してくれれば、もちろんクレームはない。
また、実際に見ているため、色・形・サイズなどの認識違いもない。
同じ出店者やお客さまとのコミュニケーションが楽しい
あとで述べるが、フリマの醍醐味は結局のところこれだと思う。
デメリット
出店料がかかる
私が出展したものは1ブースで2000円ほどだった。
出展者の人数が多ければ多いほど、人数割で安くはなる。
現地まで品を持っていき、展示するのが手間
これが予想外にしんどい。現地まで電車で行ったのだが、スーツケースを運ぶのがしんどいこと。そして展示するのも手間ではある。(それが楽しいと思う人もいるだろうが)
そして、もちろんすべて売れるわけでもなく、持ち帰るときの悲しさと言ったら。。
天候に左右されやすい
チャンスはフリマ当日のみ。その日売れなければもちろんoutであり、悪天候だったらもう客足は見込めないも同然。
売れ方に違いはあるのか?
メルカリの方が高値で売れる
例えば本。メルカリでは最低額が送料込で300円。
送料を除いても150円ほどは利益が出ることになる。
今回文庫本を中心にフリマへ持っていったが、1冊50円だとようやく売れるくらい。
やはりメルカリは「買い手に明確な需要がある」ことと、買い手としてはネットで「クリックするだけで家まで配達してもらえる」気軽さがあることから、値段は高値で売れる。
メルカリで売れないものもフリマでは売れる
ただ、フリマは「漠然とした需要」を持っている買い手が、ふらっと足を運んできて、そこでほしいものを見つける、という偶発的な買い物が起こりやすい。
なので、メルカリでは売れないような、ネットでは魅力が伝わりにくいようなもの(無名の本など)が売れたりする。
フリマは生活用品は売れやすく、送料がかかるものも適している
秋のフリマは春のフリマより売れにくいというジンクス?があるらしく、今回は特に服については売れ行きが芳しくなかった。
だが、生活用品中心の雑貨は早い段階で売れた。
・石鹸
・食器
・バス用品
食器なんかはメルカリで売るとなると送料がかなり高くつくし梱包に気を遣うのだが、フリマではそのあたりのコストがゼロなのはありがたい。
また、フリマのメインターゲットは女性だが、女性が家族へのおみやげとして一品買っていくことも多いこと、子供がぐずりだして「これほしい!」と言うケースも多いことから、以下も売れやすい。
・メンズ用品
・キッズ用品・おもちゃ
▲メルカリで晩年売れなかった洋服の青山の無料景品も、フリマでは午前中には売れた。(ちなみに500円。売れただけでありがたい。。)
メルカリとフリマの使い分け ~明確な需要があるものはメルカリで~
ざっくり総括すると、
・明確な需要があるものはメルカリ
・重量があるもの・かさばるもの(特に生活用品)、そしてメルカリで長期間売れ残っているものはフリマ
が良いと思う。
フリマでは正直、高値で売れることはあまり望めない。(私の売り方が下手なのか?)
ただ、お客さまとのコミュニケーションや一緒に出店している仲間とわいわいしながら売る時間というものはプライスレスなもので、そこに価値を見出せる人ならば、フリマに参加する意味はあると思う。
また、メルカリでもそうだが、特にフリマはほぼ売り切る覚悟で行くので、断捨離の習慣がつく、という副産物もあると思う。
以上、メルカリとフリマの特徴や効率的な使い分けについて整理してみた。
私は今後もメルカリを日常的に利用しつつ、たまに友人とフリマに参加してみたいと思っている。